『猫とじいちゃん』-地味に本の話し
ほっこりと驚愕
最初の本は、『猫とじいちゃん』。本と言ってもマンガです。妻に先立たれた地方のじいちゃんと年老いた猫の話し。ただの日常の一コマが漫画で描かれているだけ(失礼な物言いで御免なさい)なのですが、とにかく心がぽかぽかほっこりします。疲れているときに読むと癒されます。面白いことに、本の帯で絶賛されている方は、オッサンと同世代。この世代への訴求力が高いのかも知れません。何故なんでしょうかね? ちょうど一年前に、同じように私の父になついていた猫が、まるで父の後を追うように逝きました。だから、余計にこの本に感じるところがあるのかも知れません。そこから感じるのは、日常の繰り返しこそが幸せかも知れないと言うこと。仏教の教え、中庸なのかも知れません。
さて、もう一冊。『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』メッチャ堅い本です。が、是非皆様にも読んでいただきたい。まあ堅い中身ですが、すんなりと読めます。もう皆さんご経験の通り、世の中には知らない方が良い事ってたくさん有りますよね。飲食店等のバックヤードとか原価とか、荷物の個別配送の扱われ方、同じく空港での扱われ方等々、枚挙に暇が無いのはご存じの通りかと思います。まあ、それで問題が無いのであれば、別に構わないことでありますし…
ところが、『この知ってはいけない』は知らないと本当にヤバイかも知れません。何故、今改憲なのか? 何故、集団的自衛権を認めたのか? 最近の政治的な話題の本質がよく分かります。この本は、資料の積み重ねで書かれているので信憑性が高いと思うのですが、この本に書かれていることを前提にして、自分の今まで考えていたことを照らし合わせると、コペルニクス的大転換を迫られてしまいました。ウーン、凄!もしかしたら、皆さんよくご存じのことかも知れませんが、とにかくいおっさんには衝撃でした
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というわけで、硬軟取り混ぜての本のご紹介。宜しかったら、読んでください。
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