武蔵小杉駅周辺の内水氾濫から考えたこと
浸水被害の原因は、多摩川の川の水が排水管を逆流して噴き出たことによります。
これから書くことは、場合に寄っては不愉快に感じることが含まれるかも知れません。
読み進められる方は、そのことを承知の上、先に進んでください。
もし、内水氾濫したのが下町だったら、(実際こちらの方が、可能性は高いのですが、もしもの時の遊水池等が機能して、大きな被害にはなら無かったみたいです。)報道の仕方が違っていたと思いませんか?
実際。おっさんの中にも芽生えた「ざまーみろ」的な感覚。しかも、下水の逆流ですから、とんでもない事になっているのは想像に難くなく、余計、いわば「すっきり」したような感覚。
おっさんの家の前は、かつて雨水管と下水管が分離されておらず、激しい夕立レベルでも、マンホールから下水が逆流して、汚物が道路上にある事がありました。
ただし、坂道でしたので、滞留すること無く流れ去って、水が治まったときに多少身受けられると言った程度です。
でも、武蔵小杉周辺は、もともと比較的低い土地であったこともあり、汚泥が溜まってしまっています。
スポンサーリンク
今後の処理する場合の服装等、しっかり周知していますが、そうしないと病気になる可能性があるという事だと理解しています。もっとも、川が氾濫すれば、どこでも状況は一緒で、防護マスクの類いは必須ですが…
では、何故、「ざまーみろ」なのか? 要するに、上手いこと稼ぎやがって、高級なマンションに入居して、偉そうにするなって事なんでしょう。
別に悪いことして稼いでいるわけでも無いし、偉そうにしているわけでもないのですが、やっかみでこうなるのではないでしょうか。
ただ、実際、冠水して無くても電気系統がやられてトイレも使用できなくなったマンションの住人は、スーツケース引いて、復旧するまでホテルで過ごしますと言える人達であるのも確かです。
一方、体育館の堅い床で寝泊まりをせざるを得ない避難者からすると、何だかなと思うのも現実では無いでしょうか?
無論、都会だからホテルもあるわけで、お金さえ気にしなければ、賢い選択とも言えるわけで、マンションの住人の行動は批判されるべき物ではないですし、合理的と言えます。
でも、何だかなって思うヒトが多いって事は、日本という国が、かつての一億総中流社会から、はっきりと持てる者と持てない者の二つの階層にに分化した証では無いでしょうか?
どんなに景気の良いこと言っても、下の層の方々は、生活が豊かになったとは感じられない、にもかかわらず、どういうわけだか、人気が凄く上昇した武蔵小杉に、高層の御値段が高いマンションが買える。
スポンサーリンク
きっと、何か上手いことをやっているに違いない。でも、そのおこぼれは、全く無い。だから、被害に遭ったら「ざまーみろ」なんだと思います。
そして、おっさん自身も、この思考に取り憑かれているという事ですね。もう先は長くないので、私は良いのですが、この先の日本の行く先は心配に思えて仕方がありません。
それに加え、下町の区で、ホームレスの方の避難所の待避を認めなかった事案、悲しく末期的です。要するに、ホームレスの方は、命を長らえる必要は無いって事ですよね。
まさに、持てる階層が持てない階層を、場合によっては切り捨てることによって、自分たちの生活を維持しているという事の象徴では無いでしょうか?
派遣切りもそうだし、下請けに極端に低い額で発注をかけるのそうですし、闇残業をはじめとするブラック企業の存在が、まさに象徴していませんか?
飛躍しているように思われるかも知れませんが、おっさんは、そう思えて仕方がありません。