ラパンSS不調修理 道具が大切!
治っていなかったんです。
前回、ラパンSS絶不調!で、インジェクションの配線を修復したら不調が回復したと書きました。
ところが、その後一週間もしないうちに、突然エンジンが止まってチェックランプが点いて即座に復帰して、また同じ症状が出てその後は何も無いという現象が出ました。
サブコンへの配線を全部丹念に調べたわけでは無く、左右に揺らしたり引っ張りしてエンジンに不調が無いか調べたのですが、どうやらそれで接触不良となった箇所があったようです。
というか、それ以外に原因が考えられないのです。
そこで、一旦全てのギボシを外して点検してみました。
そうしたら、やっぱり接触不良になりかねないカシメ不足のギボシが多数ありました。
使っているギボシ圧着ペンチの形状が良くなく、前々からギボシからの配線抜けが起こっていて困っていました。
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特に、オスのギボシにその傾向が強いので、半田つけをする事もあったのですが、前にも書いたように突貫でサブコンを付けたので、まあいいやとしたところが軒並み駄目でした。
ギボシを、半田つけをするのは良くない、というのもその部分の柔軟性が無くなって折れる というい情報もこの度初めて知りましたが、ギボシの中だけで収まっていればそんな事も無いだろうと半田付けも試みました。
今まで、なかなかギボシが暖まらず半田が溶け込まないで困っていたので、この度半田ごても新調しました。
セラミックヒーターにしたので、瞬時に暖まります。
それと、恥ずかしながら小手先に種類があるのを知らず、ただとがっている物を使っていましたが、今回早く熱が伝導すると考え円柱を斜めに切った断面の物を買いました。
この断面の大きさにの種類がある事も初めて知ったのですが、元々の物とワンサイズ小さい物も用意しました。
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購入したのは老舗白光のDASH セラミックヒーターはんだこて 15W 3C型こて先付き FX650-83と白光 こて先 2C型 FX-650(DASH)用 T34-C2です。
結論から書くと3C型の小手先だけで十分で、先端がとがった物よりずっと簡単にはんだの溶かし込みが出来ました。
やっぱり道具って大切です。
そして、半田の溶かし込みを行わないまでも、全てのギボシのカシメ直しをしました。
その際、エーモンの工具を新調しました。
ギボシ端子セットと同梱の物ですが、今まで持っていたものと違って、きっちり刃先がカシメ部なので力がちゃんとかかりいい具合にカシメられました。
今までの物は、刃先ではなく中程のピン?の後ろ、上の写真だとワイヤーのカッター部に付いていたので、仮に同じ大きさのカシメ工具だとしても力のかかり具合が全然違います。
なので、配線の今付いているギボシをカシメてみたら、簡単にカシメられます。
要するに、カシメ不足だったわけです.
この作業をしたら、本当にエンジン絶好調となりました.
何だか、ブーストのかかり方というか立ち上がりもいいんです.
古い車らしいドッカンターボ感が強く感じられるようになりました。
こんな事ってあるんですね。
繰り返しになりますが、やっぱり工具なんですね。
最初から、ある程度お金をかけておかないと無駄な時間もかかるし場合によっては危険な状態になると、これまた改めてですが強く感じました。